シークレットプリンセス〜玉城敬太編〜
「敬太さん…。
ほっぺ赤くなってます…。
氷持ってきま…」
私の言葉を聞く前に
敬太さんは隆弘さんの手を
私の頭から退かす。
「何?
敬太。」
「…。」
敬太さんは
隆弘さんを睨んだまま手を離さない。
「敬太さん…?」
「俺のペットに
餌付けをするな。」
「ペット…。
ゆめちゃんのこと?」
ただならぬ雰囲気に
ライトさんと龍牙さんも困惑している。
そして…。
私も…。