シークレットプリンセス〜玉城敬太編〜








「敬太。
ゆめちゃんをいつまでエムうさぎ…。
ペットに置いてとくつもり?
俺も
いい加減に痺れきらすよ?
ペットなら…。
敬太には
ゆめちゃんには恋愛感情ないよね?
じゃあ。
貰うよ?」







隆弘さんは
艶やかな笑みを浮かべて私を抱き寄せた。







「…。
エムうさぎ。
エムうさぎは隆弘さんの方がいいの?」







私は…。
敬太さんにペットとしか扱われていないんだ…。
俺のペットに餌付けをするな。
そう言う言葉が頭から離れない。
ペットとしか扱われていないなら…。
私は…。










「ゆめ。
こんなペット扱いする男なんて辞めて俺にしろよ。」









隆弘さんは
私の顔を覗き込む。

















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