シークレットプリンセス〜玉城敬太編〜
そして
敬太さんの新作発表当日。
敬太さんは
今日までスイートホテルに帰ってこなかった。
「ゆめちゃん。
今日は買い物手伝ってほしいけどダメかな?」
大学の帰り道。
龍牙さんが私に聞く。
「いいですよ。」
「まぁ。
ダメって言っても拒否権はなかったんだけどね。」
龍牙さんは
笑ながらそう言う。
そして
私たちはライトさんがモデルをしているブランドショップの前に来た。
「ここ。
行こう。」