シークレットプリンセス〜玉城敬太編〜







「え…?」






「この絵は
光をあてないと真っ黒だ。
それは
昔の俺のようだ。
君と出会う前の…。」









私の頬に涙がつたう。
敬太さんは
私のこと…。
嫌いじゃなかったんだ…。








「どうして泣いているの?」







「私…敬太さんに…
きらわれたんじゃないかって…!
急に…
監視役辞めるとか…!」







敬太さんは
私を抱きしめる。









「不安にさせてごめん。」











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