手話~僕等のカタチ~
「どーする智?」
どーするもなにも…
「届けにいくに決まってるだろ?」
「よーっし!んじゃ四組にレッツ…」
ゴー!と言おうとした慎司を、
キーンコーンカーンコーン♪
チャイムが遮った。
「「あっ…」」
と重なる二人の声。
「……授業終わってから行こう慎司。」
「そだね(苦笑)」
そう言って教室に戻る俺たち。
このときからすでに俺の人生は変わり始めていたのかもしれない……_________