手話~僕等のカタチ~



しかしそれを見ていた芝田が余計なことを言い出した。



【えっ、僕たち仲悪……】


「わぁぁぁあぁぁ!!!」



パシッ



ソイツの手を叩き、手話を危機一髪で止める。



「…痛い。」



知るかっ!



……気づかれてないよな?



だがそれだけでは誤魔化せなかった。



【仲悪…?】


【あっ、い、いやっ、その、なんていうか、うん、仲が悪くなりそうな程、仲が良いってことだっ!うん。】


「なにそれ。」



お前は黙ってろ。





< 154 / 223 >

この作品をシェア

pagetop