手話~僕等のカタチ~



トントンッ



ん?



振り返ると、笹村が嬉しそうに言った。



【これからは一緒に、ひまわりに来ようねっ!】



…一緒に。



その言葉に、俺も嬉しくなって微笑んだ。



【おう。】



…あー駄目だな、俺。



また期待しちまう。



今日は胸の高鳴りが止みそうにない。



"ライバル"という存在もできたし、俺もモタモタしてられないな。



俺の恋はどうなることやら……





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