電波的マイダーリン!




あたしは陰で薄く笑い、どう答えようかと考える。


付き合ってる…といえるのか?

いや、一応言えるかも?

いやいや、でもここで付き合ってるって言ったらどうなるあたし!?

敵視される!?

そうなっちゃいます!?


あたふたと考えるあたしを、イライラした様子で見つめる(睨む)お嬢様。


「早く答えてよ。付き合ってるんでしょう!?」

「えっあのっ(汗)」

「わかってるんだから!朝一緒に学校来たでしょ!私見たの!視力には自信ある!」

「……そ、そうっすか…羨ましいっす…」

「ブルーベリーいつも食べてるの!」

「…健康的で何よりデス…」


……こ…


…この子天然系か…?


お嬢様天然系美少女萌えか。

最強ですね。


…とか言ってる場合じゃないんだがww


「話がズレたじゃないの!あなたのせいで!」

「えー…」

「えーじゃないの!私の質問に答えて欲しいの!」

「その前にお名前を…」

「神永姫華(かみながひめか)名乗るほどのものじゃないの!」


いや、あの、名乗ってますが。

やっぱり筋金入りの天然さんだ。

しかも語尾の“の”が地味にウザい…(汗)。

口癖かな…。





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