電波的マイダーリン!
……って恥ずかしッッ!!!!(赤面)
いや違う!!
こんなのあたしのキャラじゃない!!
そう!
もっとこう…乙女捨てちゃいました的な!!(甘栗剥いちゃいましたのノリ)
「…1人百面相、楽しい?」
突如、隣から声が掛かり、あたしはガードするみたいに腕を顔辺りへ即座に上げた。
シュバッ!
っと良い音がしたのはさすがである!!
「にゃっ…顔に出てました!?」
腕の間から視線を向けると、声の主、カイトは頬杖をついて前方を向いたまま、横目であたしを見据えていた。
「あぁ。出てた」
「にゃんですとぉ!?」
「冗談」
「あぶぁ!?」
あたしのあからさまなリアクションに、カイトはバカにしたみたいな笑みを浮かべる。
くっ…
それがまたなんつーかっこよさ…
だが断る!!
(何を)
「あたしは絶対負けねェかんにゃあ――ッッ!!!!」
「さっきっからうっさいわぁあ――ッッ!!!!」
「ぐはっ!?」
リアルチョーク飛ばしがあたしのこめかみにクリーンヒット。
「お…恐るべし真中氏のコントロール…」
「運動神経抜群だからな私は」
「もうホント体育のご指導をよろしくお願いします。」