甘い恋に飛び込み警報!?
最悪っ!
「…お前なにやってんの?」
げっ!
瞬一先輩…見てたんだ…
「ロープに絡まっちゃったみたいでっ…あはは…はぁ」
最悪だよぉ…
「ったく…」
瞬一先輩の手があたしの足に触れた。
恥ずかしくて顔が一気にあつくなる。
「大丈夫?」
上の方から声がする。
翔でも瞬一先輩でもない。
男の人の声。
短髪の茶色い髪色。
目がくりっとした人。
…誰?
「あ…瞬一…」
へっ?
「…一樹(イツキ)…」
一樹…さん?
「あれ?足絡まっちゃった?待ってて、俺がほどいてあげるから」
ニコッとして持っていたサバイバルナイフでロープを切ってくれた。