儚空--クライソラ--【完】

治療。

どんなな不安でも、やっぱり朝は来る



私は固体を食べれるようになった。


自分でも、何があったか知らない…

病院の朝ごはんは美味しくないのに。

朝ごはんたべたら、採血して
点滴。




ずっと身体は管に繋がれてた。



そんな生活がどれだけ続いただろうか。



もう、時計を見るのが嫌になった。



カレンダーを見るのも嫌になった。



次第に、髪がなくなってく
…私はかつらをつけた。



吐くことも多くなった。
…ご飯を食べずに栄養剤をとることにした。




肌は荒れていった
…人に会うのが嫌になった。




自分が自分じゃなくなっていく。

それを見るのが

辛いんだ。
悲しいんだ。
見る度に泣きたくなる。

でも、その度に頬をペチンと叩く。


「前を見るって決めたんでしょ!
私。 」


私は、こんな生活をいつまですればいいの?


だれか…




助けて。


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