儚空--クライソラ--【完】
俺は店でビーズを探す。

ピンクと白のビーズの詰め合わせ。
黄色と透明のビーズの詰め合わせ。

俺はこれを持ってレジに並ぶ。


急いで家に帰ると、倉庫から銀のワイヤーを探し出す。


俺が夢に渡すプレゼント…






それは






指輪だ。




俺の姉さんは高校生の時に彼氏から指輪を貰ってはしゃいでいた。その指輪はビーズで作ってあり、安物といえば安物。


でも、姉さんはすげー嬉しそうにしてた


ビーズの指輪なら俺にもできる。



俺は早速ワイヤーにビーズを通す。


器用な俺には簡単な仕事。



すぐに終わる。



夢。喜ぶかな?
喜ぶ夢の顔が浮かぶ。




よし!頑張るぞ!
< 116 / 337 >

この作品をシェア

pagetop