儚空--クライソラ--【完】


私は車に乗せられ、気がつくと
総合病院にいた。


受付もいつの間にかしていた。


ただ名前を呼ばれるのを待つだけで


「 咲田夢さーん。咲田夢さーん」


そう言われると、なぜか胸が苦しくなる



私は、血液検査を眈々と受ける。

ただ良い結果だけを願うだけ。


何も考えなかった。

考えたら、
辛くなるってわかってるから。

しばらくして、
「検査入院が必要です 」


そう言われたとき、私は泣きそうだった


でも泣かなかったんだ。


唇噛み締め、涙を垂らさずに頑張った。





程して、
検査入院をすることになった。









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