あおの空
「許してもらえるなんて思ってない…。けど…」
「顔上げてよ」
目を見開いて顔を上げた真緒ちゃん。
「あたしもごめんね」
言おう。あたしの気持ち。あたしの思い。
「本当はもっと早く謝りに行きたかったの。けど弱くて出来なかった。
やっぱ凄いね!!真緒ちゃんは!!」
「ゆ…許してくれるの…?」
真緒ちゃんの目には涙が溜まっていた。
「これからも親友でいてくれるならねっ!!」
そんな真緒ちゃんに笑顔で送った言葉。
その瞬間真緒ちゃんの目に溜まっていた涙がポロポロと落ちた。