熟女に魅せられて
「祐樹、おまえ・・・」


「じょ、冗談やん! そんなことあるわけないやろ!」


「ほんまか・・?」


「ああ、ほんまほんま!」


「そうやんなぁ? 祐樹と芳美さんがなぁ~」


すると、パァっと表情を変え、ニヤッと笑う剛彦。


おお、怖い怖い・・・ 


芳美さんのことになると、どんだけ変わるねん!
なんかのアニメのボスキャラみたいになってたぞ!


やっぱりこの前、俺が芳美さんの家に行ったこと、
まだちょっとは気にしてるんやろうなぁ。
そりゃそうよな、好きな女の家に、
自分の男友達があがってんもんなぁ、
そりゃ気になるわ。

それでも今まで通り明るく俺と接してくれる剛彦、
俺を信頼してくれてるんやな?
大丈夫、俺はおまえの心配するようなことは何もしてないぞ。

まぁ、ちょっと事故はあったけどなぁ・・・


そんなやり取りをしていると、
みんなが続々と居酒屋の前にやって来た。


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