熟女に魅せられて
「おいっ! なんで中越も出て行くねん!
まさかおまえ、抜け駆けするんとちゃうやろな!?」


「ち、ちがいますよぉ! あぶないから駅まで送るまでです!」


「ほんまかぁ!? よし、じゃあ俺も一緒に行ったる!」


はぁ!? 来んでええって!


「ほら、もうええから。もう一杯飲みましょ」


そんな酔っ払いを陽子さんが止める。


「ええ!? 陽子ちゃんが変わりに相手してくれんの?」


「はいはい、飲むだけならね」


陽子さん・・・


陽子さんが体を張って食い止めてくれてるうちに!


俺は障子を開け、部屋の外へと出ようとした時に、
剛彦の方をチラッと見ると、
剛彦は美枝さんに胸にもたれ掛かっていた。


はぁ!? おまえ何してるんや!?


しかも剛彦の手は美枝さんの太ももの上に置かれている。


剛彦・・・


俺は立ち止る事は出来ず、そのまま京子さんの手を引き部屋の外へと出た。


< 134 / 291 >

この作品をシェア

pagetop