熟女に魅せられて
壊れゆく者たち
次の日、俺は小躍りするような気持ちでバイト先へと向かった。
昨日、京子さんと仲直りできたからだ。


久しぶりに京子さんと普通に話せたし、
笑顔も見れた。

今日は最高な気分や。


「おはようございます!」


祐樹はそのままテンションで休憩室に入って行った。


すると、陽子さんが手を上げながら近付いて来て、俺を引き止めた。


「おはようございます、陽子さん」


「おはよう。昨日はごめんね?」


「いえ、とんでもない」


「夜中に京子ちゃんからメール来てた。
『ありがとう』って。中越くんにもお世話になったって」


「そんな、俺は何も・・・」


「中越くん、ホントにありがとね」


陽子さんに礼を言われると、なんだか照れる。


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