熟女に魅せられて
そんなこともあって、剛彦には気を使っていたが、朝とは違って、
仕事中になるといつもの感じに戻っていた。


あれ? いつもどおりやな?

別に何も言ってないか?


それはもう、剛彦にしかわからない。


「芳美さん。今日、仕事終わったら時間ありますか?」


「ないわ」


「そこをなんとか! 少しでいいんです!」


「ないって! それより仕事中、無駄口はたたかない!」


わぁ・・・芳美さん厳しい。


でも仕方ないよな、こればっかりは。


剛彦はあれから毎日毎日、芳美に時間を作ってくれるように頼んでいた。


正直、俺ならあそこまでできないかも。
あんだけ避けられた心折れるわ。


俺は剛彦が芳美さんに対する気持ちが強いこと感じた。


< 193 / 291 >

この作品をシェア

pagetop