熟女に魅せられて
次の日、祐樹がバイト先に行くと、剛彦がすごい勢いで飛び付いて来た。


「おはよう、祐樹!」


「な、なんやぁ!?」


「今日も相変わらず時化た顔してんなぁ」


「はぁ!?」


いきなり抱きついてきてなんやんねん!


「なんやねん、気持ち悪い!」


「ムフフ」


なんや、この笑みは・・・


女の子ならきっと可愛らしいだろう笑みを浮かべる剛彦。


おまえがすると、気持ち悪い・・・


「なんや、なんかいいことあったんか?」


「フフッ、聞きたいか?」


祐樹は剛彦の笑みをじっと見つめ、
時間差で「別に・・・」っと、答えた。



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