熟女に魅せられて
「はぁ!? なんでやねん!? 
聞きたいやろ?」


言いたいんかい! ならさっと話せよ!


「いや、別に」


祐樹はそう言って剛彦に背を向け歩き出した。


「ちょ、ちょっと待てって! 
なぁ、聞きたいんやろ!? 
おまえになら時別に聞かせたってもええぞ」


ああ、めんどくさい!


「なんやんね? 早く言え!」


「おおっ、やっぱり聞きたいんやないかぁ~」


「じゃあ」


祐樹はまた手を上げ立ち去ろうとする。


「うそうそ! 話すから!」


無駄な時間取らせやがって。


「実はさ、今度、芳美さんの子供の運動会に行くことになった」


えっ!?


「ええーっ!!」


剛彦の突然の告白に俺は驚いた。


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