熟女に魅せられて
剛彦にとって飲み会は嫌な感じを思い出す。
できれば参加したくない。


「剛彦・・・」


「大丈夫、社員の飲み会やろ？　
今度は間違いはない！　酒もセーブするし。
祐樹、俺を信用してくれ」


信用はしている。剛彦は二度の過ちは犯さない。
芳美さんへの姿勢で、それは十分にわかっている。


でも、芳美さんがどう思うかや。
もちろん剛彦のことはわかっているだろう。


でも一度の過ち、そして元旦那との過去、
その思いが甦って、冷静ではいられないはずや。


芳美さん、大丈夫やろうか？


その飲み会にバイトの女性が来ないこと、
そして二次会で女性がいるような店に行かないことを祈ろう。


その話をこっそり聞いている女性の影があった。


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