熟女に魅せられて
それから仕事が始まり、忙しく一日が終わった。


「剛彦、芳美さんには話せたか?」


「いや、まだ」


「今日は忙しかったもんな」


剛彦はまだ、社員になれることも、
飲み会のことも、芳美さんには話せてないみたいだ。


「今から話してくるわ」


「おう」


剛彦、頑張れ・・・


俺は今日が、何も起こらず無事に終わることを願った。


「芳美さん!」


剛彦が仕事を終え、帰ろうと芳美を呼び止めた。


「あっ、阪井くん。探してたの」


「えっ!? 俺を?」


「うん。明日のことで」


芳美が自分を探していた、それだけで舞い上がりそうになる剛彦。


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