熟女に魅せられて
「あっ! ごめん・・・今、取り込み中だった?」


「えっ!? いや・・・」


「じゃあ、またあとでね」


そう言って美枝は休憩室の方へと向かって行った。


『なんで美枝さんが?』

美枝が参加するとは聞いてない剛彦は突然の美枝の登場と、美枝が飲み会に来る問い話で、
剛彦の頭は真っ白になった。


「美枝さんも来るんだ・・・」


「えっ!? いや、俺は全然聞いてなくて! その・・・」


何がなんだか理解できず、テンパる剛彦。


「楽しみだねぇ?」


「いや、そんなこと全然!」


「じゃあね、さよなら」


「ちょっと芳美さん!」


「あっ、そうだ。明日、来なくていいから」


「えっ!?」


そう言って芳美は、剛彦に背を向け帰って行った。


「そんな・・・芳美さん・・・」


剛彦はその場に崩れ落ちた。


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