熟女に魅せられて
「剛彦、どうした?」


通路でへたり込む剛彦を見つけ、祐樹が駆け寄った。


「終わった・・・」


「えっ!?」


「終わったよ祐樹・・・」


「はぁ!? 何言ってるねん剛彦? 何があったんや?」


剛彦は今あったことを祐樹にすべて話した。


「そんな・・・」


「終わりや・・・」


「おいっ、しかりしろ剛彦! そんなん大丈夫や! 
何も起こらんかったら済むことやないか!」


「でも、そんなん芳美さんが信じてくれるかな・・・」


「信じるも何も、してないもん信じてもらうしかないやろ!」


「でも・・・」


「俺も一緒に行く!」


「えっ!?」


「俺も飲み会に一緒に行って、証人になったるから!」


「祐樹・・・」


今の芳美さんいは何を言っても無理やろう、
だから俺が行って、何もなかったという証人になればいい。
こんな形で、二人の関係を壊させはせえへん!


祐樹もその飲み会に参加することを決めた。


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