熟女に魅せられて
「木田さん、俺も飲み会に参加していいですか?」


俺は早速、社員の木田さんの許へ、
飲み会参加への許可をもらいに行った。


「おお、別にええぞ」


「本当ですか」


「ああ。けど、阪井は上司の近くに座らされるやろうから、孤独になるぞ? 
ああ、でも大丈夫か、バイトも何人か来るしな」


剛彦と席が離れる? 
でも上司のそばらな美枝さんも離れるか?
なら問題ないな。


「中越、おまえも社員になりたいんか?」


「えっ!?」


俺が社員?


「おまえは真面目やし、よく働くから、
上に掛けあってもええぞ?」


「あっ、いや、俺はまだ・・・」


「そうか。まぁ、その気になったら言ってくれ」


「はい、ありがとうございます」


ただの飲み会参加の許可が、思わぬ方向に流れたな。


俺が社員かぁ・・・


正直うれしいけど、まだ何がやりたいとかはっきり決まってないしなぁ・・・
でも、木田さんがそう言ってくれるんなら。前向きに考えてみるかな。


< 215 / 291 >

この作品をシェア

pagetop