熟女に魅せられて
「祐樹、どうやった?」


剛彦が不安げな顔で歩いてきた。


「おう、ばっちりや」


「そうかぁ」


剛彦はホッとっしたように肩を撫で下ろした。


「なんか、俺まで社員になるかって誘われた」


「ええっ? そうなん?」


「うん」


「で、なんて答えたん?」


「まだ考えてないって」


「なんでやねん、社員になれるチャンスやぞ? 就職できんねんぞ?」


「そうやけど・・・まだ俺の中で、
これが一生の仕事なんか、はっきりせんねん」



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