熟女に魅せられて
結局俺は、小森さんに捕まり飲まされることに。


こんなことしてる場合とちゃうねんけどなぁ・・・


「おらっ、中越! はよグラス空けんかい!」


「あっ、すいません!」


祐樹がグラスに入ったビールを飲み干すと、すかさず小森がビールを注ぐ。


俺、そんなに強くないのに・・・
もういいですとも言われんしなぁ。


そうやって困った表情を浮かべながら、ふと剛彦に視線を移すと、さっきまで座っていた木田さんの横に、いつの間にか美枝さんが座っていた。


「ええっ!?」


祐樹は思わず声を上げた。


「おいっ! どうした中越!?」


「あっ、いえ、なんでもありません」


「なんやねん、びっくりするやろ」


小森は祐樹の声にびっくりしてビールをこぼしたのか、テーブルをおしぼりで拭き出した。




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