熟女に魅せられて
「今更何やってんのよ?」


「いや、なんでこんな人がいるんですか?」


「フッ。さぁ、入るわよ」


「えっ!?」


恥ずかしがる剛彦の手を握り、芳美が引っ張った。


するとちょうど小学校の門が開く。
そして保護者の人たちが両サイドに並び道を作った。


まるでそれは、二人を祝福する花道のよう。


「さぁ、行こう」


「は、はい」


拍手で迎えてくれるその花道を、
恥ずかしそうに顔を赤らめながら、
しっかりと手を握り、くぐり抜けて行く二人。


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