熟女に魅せられて
「やったよ、お母さん!」


賞状を持って自分の許へと掛けてくる娘を、芳美は「すごいね」っと、やさしく抱きしめた。


「おねえちゃん、すごい!」


一輝も手を叩き讃える、美央はそれにVサインで答えた。


「一輝、取ったパンは全部もらって来たからね、いっぱい食べていいよ」


「わーい!」


美央は早速取って来たパンを、一輝の前にずらっと並べる。


「わぁ~、いっぱい・・・」


「でしょ?」


一輝は並べられたたくさんパンに目を輝かせている。


「お疲れ様」


競技を終えた剛彦に、芳美が飲み物を手渡す。


「あっ、ありがとうございます」


剛彦は飲み物が入ったコップを受け取ると、ゴクゴクっと一気に飲み干した。





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