熟女に魅せられて
運動会も無事に終わり、剛彦は芳美たちを家まで送る。


「ごめんね、疲れてるのに」


「いえ、大丈夫です」


美央も一輝も疲れたのか、美央は剛彦の背中に、一輝は芳美の背中におぶられて眠っている。


「剛彦くん、私もう食べれないよ・・・」


「えっ!?」


「フフッ。美央、寝言言ってる。夢の中でもパンを食べてるみたい」


「マジですか? よく食べるなぁ~」


「幸せそうな顔して・・・相当うれしかったんやね。阪井くんと競技に出れたこと」


「そうですかねぇ?」


「うん、そうよ。父親がいなくて、美央たちには寂しい思いをさせて来たからね・・・」


「ならよかった」


「阪井くん、本当にありがとね」


「いや、俺は何も・・・」


美央は男性なら誰でもよかったわけではない、子供ながらに、この人がいいと感じていたのだ。



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