熟女に魅せられて
「じゃあ、帰ります」


「うん。阪井くん、今日は本当にありがとうね。
子供たちも本当に喜んでた。
この子たちがこんなに笑ったの、久しぶりに見たわ」


「そうですか、よかったです。俺でよければいつでも声をかけてくださいね」


「いいの?」


「もちろんです。俺はいつでも駆け付けます」


「もう・・・」


大口を叩く剛彦に、芳美は呆れたように、ため息を吐いた。


「じゃあ、おやすみなさい」


「あっ、待って」


帰ろうとドアノブに手を掛けた剛彦を引き止め、芳美は剛彦の頬にキスをした。


「えっ!?」


「お礼。こんなのお礼になるかわからないけど・・・」


「芳美さん・・・」


「あれ? お礼にならなかった?」


「いえ・・・いえ! ありがとうございます!」


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