熟女に魅せられて
「京子さん、大丈夫ですか?」


「えっ!?」


「なんかボーっとしてるから」


「ああ、ごめん。なんでもないよ」


「体調悪いんですか?」


「ううん、全然そんなことなから、大丈夫」


「そうですか?」


「うん。ありがとね」


「いえ。何かあったら言ってくださいね」


「うん、わかった」


あきらかに様子がおかしい。


まだ木原のこと、忘れられないんかな?


何も出来ない自分の無力さに歯がゆくなる。


『陽子さんは時間が解決してくれる、だから焦らずに待つこと』


そう言っていたけど、一体いつになるんやろう?


待つしか、ないんよなぁ・・・


< 248 / 291 >

この作品をシェア

pagetop