熟女に魅せられて
そんな日がしばらく続いたある日のこと。
仕事終わりに剛彦が声を掛けてきた。


「おい、祐樹! おまえこの後は暇か?」


「えっ!? ああ、別に帰るだけやけど」


「そうか、なら芳美の家に行かんか?」


「芳美さんの家に?」


「おう。芳美が手料理をご馳走してくれるそうや」


「芳美さんが? でも、なんで俺も?」


「なんか京子さんを誘うから祐樹もどうやってことになって。
ほら、最近京子さん元気ないやろ? だから」


そうか、なんやかんや言って芳美さん、京子さんのこと心配してるんやな。



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