熟女に魅せられて
「芳美さん、京子さんと涼香ちゃんは実家に住んでるんですか?」


「ううん。二人暮らしだよ」


二人暮らし? 
そうなんやぁ。


じゃあ弁当買って帰っても、一人で食べてたんかぁ・・・


想像すると、少し胸が苦しくなった。


「涼香ちゃんは、豚肉は好き?」


祐樹は屈みながら、そう言って涼香の顔を覗き込んだ。


「うん、大好き!」


「そうか、よかった」


なんて可愛い笑顔。
やっぱり京子さんに似てるなぁ。


俺はその小さな手をしっかりと握りながら歩いた。


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