熟女に魅せられて
芳美の家に着くと、美央と一輝が勢いよく飛び付いて来た。
それでもやっぱり、剛彦の方が人気あるみたい。
二人は剛彦にべったりだ。


「中越くん、美央にフラれたね?」


芳美は祐樹を見てニヤリと笑った。


「そうですね」


前、家に来たときは、添い寝してくれるって言ってたのになぁ、
今はもう剛彦かぁ。


「じゃあ私は晩御飯の用意するから」


「ああ、俺も手伝います」


「いいよ、中越くんは美央たちと遊んであげて」


「でも、一人じゃ大変でしょ?」


「大丈夫よ。それに涼香ちゃんもいるんだし」


「ああ、そうか」


「お願いね」


「はい」


涼香は一人寂しそうに座っている。
正直、どう接していいかわからない。


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