熟女に魅せられて
昼間は暑いくらいだけど、夜はさすがにまだ冷える。

涼香は少し冷えて来たのか、両手をこすり合わせる。


俺はそんな小さな手に、そっと自分の手を添えた。


「大丈夫?」


「うん・・・」


その祐樹のぬくもりに安心したのか、
涼香は祐樹に少しもたれ掛った。


えっ!? 


小さな体が俺にもたれ掛っている。


俺を頼っているような、そんな感じで身を任せて。


かわいい・・・

これがきっと父親の喜び・・・


まわりから見たら、仲のいい親子に見えるだろうか?


俺は涼香ちゃんの行動に、また男として頼られているような、そんな喜びを感じた。



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