熟女に魅せられて
祐樹は京子に近付き、そっと抱きしめた。


「僕じゃ・・・僕じゃダメですか?」


「えっ・・・!?」


「僕がそばにいます。僕が京子さんの寂しくない場所になります。
だから、だから僕じゃダメですか?
僕がそばにいたらだめですか?」


「中越くん・・・?」


「京子さん、好きです」


「ううっ・・・ううっ・・・ うわぁぁぁ・・・」


京子は声を上げて泣いた。
祐樹の胸でその声をかき消しながら、思いっきり泣いた。


京子さん、俺が必ず幸せにしますから。
俺はずっと、そばにいますから・・・
だから、もう泣かないでください。


京子さん、愛しています。


< 284 / 291 >

この作品をシェア

pagetop