熟女に魅せられて
何であの男の顔が浮かぶねん!


でもこんな風になんか感じるということは、
やっぱり京子さんと関係あるんやろか?


祐樹は自分の中で感じた直感のようなもに不安を感じていた。


陽子さんなら木原って奴のこと知っとるかな?
あんなイケメンなんや、知らんはずはないはず。
でも陽子さんの中で終わらせた話なら聞かん方がええかな?
聞いたら嫌な顔するかもしれん・・・


けどあいつの、木原って男の顔が頭から離れない。


京子さんのことは陽子さんが一方的に話してきたことや、俺に聞く権利もあるよな?


よし!


俺は聞く覚悟を決め、恐る恐る陽子に話しかけた。


「陽子さん・・・」


「んんっ!?」


「木原って人・・・知ってますか?」


「えっ!?」


陽子はその名を聞くと少し表情を曇らせた。


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