熟女に魅せられて
そんな由岐に俺は『もういいよ。』とは答えられず、
ぼかした返事を返すようにそっと体を抱きしめた。


「祐樹・・・」


俺達は流れるように視線を合わせると、そっと唇を合わせた。


するとその瞬間、何故か昼間の光景が頭に浮かんだ。

二人の激しく求め合うキス・・・

京子さん・・・


すると祐樹はいきなり由岐の体を強く抱き寄せた。


「祐樹?」


そして激しく由岐の唇を奪う。


「んんっ・・・ゆう・・・き、どうした、んんっ・・・」


別に京子さんへの嫉妬心とかではない。ただ・・・
ただあの二人の激しいキスに感化されたのかもしれない。


俺は激しく由岐を求めた。


「祐樹・・・んはっ・・・」


「由岐・・・」


愛情がほしかった。 愛情を感じたかった。


そう、俺はただ唯一無二の愛情がほしかったんだ。

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