熟女に魅せられて
「中越くん、家この辺だっけ?」


「いえ、ちょっと考え事しながらぶらぶらしてたら、
いつの間にかこんなとこまで来てて。
芳美さんはこの辺なんですか?」


「うん、このすぐ近所だよ。」

「そうなんですか。」


この状況、剛彦だったら大喜びだろうな。


「で、何を考え事してたの?」

「えっ? ああ・・・」

「京子のこと?」

「あっ、はい・・・」


芳美さんは今朝のこと知ってるんやな・・・


「そっか・・・ でも中越くん、誰に聞いたの?
今朝、『中越くんに言った?』って、京子に問い詰められたけど。」

「それは・・・」

「まぁ、言いにくいならええよ。だいたいわかるし。」


きっとこのことを知るのは数少ない、
芳美さんにはそれが誰だかわかってるようだった。



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