続・よみがえれ誠の魂よ〜天つ風の舞い降りた場所〜
楓「な、何でまた今になって………?」
楓が呟く。
確かにそうだ。
なぜ、今になって帰ってきたのか。
そんな思いに気付いたのか、
暁は更にニヤリと笑い、こう言った。
暁「今になって帰ってきたのは、
────今だからこそだよ♪」
「「「「…………は??」」」」
─────今だからこそ???
そのまま暁は続ける。
暁「取り敢えず、ちょっと隠れよーよ。
此処は椿に任せてさ♪」
そう言い、暁は俺達を影に追いやる。
……そもそも動けなかったから仕方ない。
椿は未だにバッタバッタと新政府軍を
斬り続けている。
流石に椿でもまだ終わる事はないのか……と
思ったら、既に残り百人だった。←早っww
風「………で、今だからこそって一体
どういう意味ですか??
分かるように説明して下さいね?黒笑」
風磨が黒い笑みを浮かべながら聞く。
暁はそんな風磨に少したじろいだのか、
暁「あ、嗚呼…………
椿はな、新政府軍が無駄に人を集めて
新選組を根絶やしにしようと、
一気に攻めてくる事を予測したんだ。
だから、本来は7年かかるはずだった
償いの旅を5年で終わらせて、
帰ってきた。で、今に至るわけ。」