続・よみがえれ誠の魂よ〜天つ風の舞い降りた場所〜
そして、椿がトイレに行っている間に、
俺達は暁を問い詰めた。
…………何についてかって???
勿論、決まってる。
───暁が椿に手を出してないかだっ!!!
でも、予想外で。
暁「いや、俺告ったんだけど、
アッサリ振られたよ。
そもそも、この中に想い人いる時点で
無理なの分かってんじゃん??」
紫「…………暁、お前、変わったな……。」
禅「……もしかして、旅で改心したのでは?」
暁「そーゆーことー♪
………本当はさ、償っても
償いきれないんだけどね。
椿は、優しいからなぁ……………。」
『………何してんの?』
……そうこうしてたら椿が帰ってきた。
暁「にしてもさー、椿ったらスゲェの!!
行く先々で逆ハーレムだったんだよ!!!」
『ちょっ////暁、何言ってんの///?!』
或「へぇー、流石椿だねぇ♪
俺達新選組でもベタ惚れだもんね!!」
无「ホントだねー!!
此処の皆って、女の人そこまで好きじゃ
ないもんね。…………或にぃ以外ww」
或「なっ、无!何だとぉ~~!!!」
或と无が喧嘩を始めた。
最早日常的過ぎる。
俺達は飽きる程見ていたから呆れていた。
ただ一人、反応は違ったが。
『クスクス………。本当、二人とも
ちゃんと双子だね。…………可愛い。』
「「なっ///かっ、可愛くないっっ///!!」」
それにしても。椿はよく笑う。
そして、女の子らしくなっていた。
暁と同じく、心境の変化からだろう。
『……あ、そうだ。
……………皆、五年前の約束覚えてる??』
椿の何気ない一言で俺達は固まった。