北十字学園探偵部
部長に連れられて視聴覚室に入った。
中は薄暗い。
何人かの話し声が聞こえた。
「誰だ?」
暗がりから声がした。
「竺丸だ」
「じ、竺丸! 何の用だ?」
「南雲ちゃん、電気をつけてくれ」
私は壁のスイッチを押した。
情報屋宮下と子分が光の中に現れた。
「宮下、何か情報はつかめたか?」
「いや、つかめてねえ」
「本当か?」
「ああ」
「俺は二人組の男を追ってる。何か心当たりはないか?」
「いや。知らねえな」
「見たか南雲ちゃん。あいつの目が泳いだ」
優介がそっと耳打ちした。
中は薄暗い。
何人かの話し声が聞こえた。
「誰だ?」
暗がりから声がした。
「竺丸だ」
「じ、竺丸! 何の用だ?」
「南雲ちゃん、電気をつけてくれ」
私は壁のスイッチを押した。
情報屋宮下と子分が光の中に現れた。
「宮下、何か情報はつかめたか?」
「いや、つかめてねえ」
「本当か?」
「ああ」
「俺は二人組の男を追ってる。何か心当たりはないか?」
「いや。知らねえな」
「見たか南雲ちゃん。あいつの目が泳いだ」
優介がそっと耳打ちした。