北十字学園探偵部
「冗談だよ、冗談だって」


「そ、そうだよね!!」


「当たり前だろ!」



「お前、いい加減なこというなよ!」

「悪かった、悪かった」

「悪かったじゃないよ」

私の心臓は濁流のようだった。

「ラーメンおごってやるから」


「いや、今日は私帰る」

「いいじゃんか大食い女」


「うるさい!」


私は走りだした。
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