北十字学園探偵部
私はしばらく茫然自失になった。


奥から、

「これ学生さん」
おばあさんがいった。


「ちょっとあがんなさい」

「わ、私ですか?」

「そうそう。ほらいらっしゃい」

私はおばあさんにまねかれ、駄菓子屋の奥の部屋に入った。

「まあ、お茶でも飲んでいくといい」
おばさんはお茶とお菓子を机に置いた。

「ありがとうございます」
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