北十字学園探偵部
私は温泉。

「南雲、俺も一緒に行こう」

私とのぞみは露天風呂につかった。



ふぅ〜、最高だぜ。

のぞみは風呂から立ち上がり、海を眺めていた。
スタイルいいなあ。

のぞみの体は細くて、石膏像のように白い。


ただ、気になったのは背中にある傷だった。15センチくらいの傷がある。
きれいな体にそれが余計に目立った。


「先輩?」
「なんだ?」

「その背中の傷」

「ああ、これか。ふっ、ずいぶん前のことだ。知りたいか?」

聞いてもいいのかな。どうなんだろう。

私が迷ってるうちにのぞみは話しだした。
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