北十字学園探偵部
私たちは猫の写真を持って、近所の人たちに聞き込みをした。
あまり成果はかんばしくなかった。

「うーん、ここらじゃ見ないな」
「悪いけど心当たりないわね」

昼になり、別々に行動していた私たちは合流した。
疲れた、腹減った、飯食わせろ。

「どんな具合だ南雲?」
のぞみがいった。
「ダメです」
「とりあえず昼食だ」
正解! さすが副部長。

「あのな、近くに中華屋があるんだ。そこでいいか?」

「食べられるならなんでも!」
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