北十字学園探偵部
優介と私はもう一度宮下に接触することにした。

今までの事件について、私たちは会議をしたのだ。


「ピッグ事件から始まり、学校は突然荒れ出した。皆の意見が聞きたい」
牧野がいった。


「先生、これまで何度も話しましたが、これは偶発的に起きたものではないと俺、失礼私は思っています」
のぞみがいった。


「では、何故という問いが生まれる」
牧野がいった。

「バックヤードユニオンのやり口は過激になり、ついに反対勢力まで生まれた。学校崩壊になる可能性が強まりました。
しかし、何故このような状況になったかは、まだ推測の域を出ません」


「やはりまだ情報が足りないんだな」
牧野は首を振った。


「先生、もう少し俺は探ってみます。南雲、手伝ってくれ」
優介がいった。
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