北十字学園探偵部
「南雲ちゃん。バックヤードユニオンの本拠地の様子を見てみよう」

本拠地のロッカーの前には三人の見張りが立っていた。


「よお。バックヤードユニオンも大した勢いだな」

見張りの一人に優介が近づいた。

「何だお前は?」

「俺は探偵部の竺丸だ」

「用はないだろ。消えろ」

「まあ、待てって。少し話をしよう」

「うせろ犬」

「犬はかみつくんだぜ」

やりとりをしていると、ドアが開いた。
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