北十字学園探偵部
翌日私は優介とのぞみ、牧野に報告した。


「なんてことだ。信じられん」
牧野が手を震わせた。

「バックヤードユニオンが黒幕とみて間違いなさそうだな」
のぞみはそういうと、机を叩き、続けた。

「あいつら、二枚舌とはな」

「これからどうする?」
牧野が私たちを見回した。

「こんな話は誰も信じないでしょう。しかし、何故だ。バックヤードユニオンは教頭がついているはずだ」
優介がいった。


「いや、とにかく教頭にそれとなく話してみよう。教頭は気づいていないのかもしれない」
牧野はそういうと部室から出て行った。




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